有給休暇を認めない時に看護師が取る対処

契約内容によって日数に若干の違いはありますが、看護師は決められた休日以外に有給休暇を使って休みを取ることが認められています。しかし、中には制度として認められているにもかかわらず、人手不足などを理由に管理職の人間が申請を却下してしまうケースも少なくありません。こういった不当な理由で有給休暇の消化を認められない場合には、泣き寝入りをするのではなく、然るべき対処をすることが重要になります。いくつかある対処法で基本として挙げられるのが専門家や公的機関への相談です。有給休暇の使用は法律で認められている権利なので、法律の専門家である弁護士や、労働基準監督署に話をすれば適切な対応をしてくれます。

前述した専門家へ相談を持ち掛ける時は、事前に正しい手続きを踏んで申請したことを証明する書類などを準備しておくことが大切です。携帯電話を使って上司とのやり取りを録音しておけば、法廷で争うことになった時に有力な証拠として使うことができます。病院によっては専門家や公的機関から指摘をされても素直に従わずに反論してくることもあるので、反論への対策を考えておくことも忘れてはいけません。有給休暇の消化が法的に認められているといっても、忙しい状況で前日に申請するなど、自分に非があれば権利を主張することはできなくなります。申請をする時はできる限り日にちに余裕を持つことを心掛ける、繁忙期を避けるといった対処をすることがトラブルを回避するコツです。また、事を大きくしたくないのなら、有給が使いやすい職場へ転職することも一つの解決策です。